使い続けるには

家具修理をするときの基礎

家具は現在、価格の安い手に入れやすい物として、業者や店舗が展開していますが、元々家具はとても高価なもので、手に入れることは一生使い続ける物として、大切にされていた時代があります。そのため今でも、長年使い続けていた家具を家具修理に出すことで、さらに長く使えるようにしている人たちがいます。そしてその希望に応えるように、各家具業者や専門の家具修理業者が、依頼を受けています。椅子やソファの張替や修理、藤の修理やテーブル修理、棚やタンスの修理などを受け、再生までしてくれるのです。その家具修理費用は、家具業者や修理業者により違いはありますが、椅子の張替で平均6千円から7千円、テーブルや棚など、補修や再塗装などが含まれる家具となると、家具の修理具合と規模にもよりますが、平均5万円から10万以上かかる場合もあります。また業者により別途料金として、輸送費や出張費がかかる所もあります。

大切な家具

我が国において、家具修理の歴史は意外と浅いものです。家具が登場するのは江戸時代後期から明治時代に入ってからで、それ以前の時代は、風呂敷や押し入れを利用し、また家屋自体に寝室や居間といった仕切りの区別がないため、必要なかったのです。そのため家具という発想自体、西洋から入ってきた概念であり、テーブルや椅子だけでなく桐たんすも、家具という物が生まれてからの物です。さて家具が登場すると、西洋風のテーブルや椅子が利用され始めますが、和風の桐たんすも生まれます。そして生活必需品となった、家具を作る職人も誕生します。やがて家具は、大切な物を収納する物として、人の身近にある物として、家族の歴史を語り継ぐべき物として、大切にされていきます。そのため、家具修理をおこない、次代へ受け継いでもらいたい宝物として、家具修理職人が誕生します。現在も家具製作だけでなく、修理も同時に行う職人もおり、伝統と継承の職人として存在し続けています。